1泊2日で行った静岡木の子の会東部地区探索会の2日目。4人で笛吹市の山へ行った。
ハダイロニガシメジ(仮称)?

前日行った富士山はキノコが少なかったため、別の山を見に行くことにした。どこの山もキノコは少ないだろうが、ハイキングと思って歩くしかない。案の定キノコは少なく、しばらく歩いてようやく見つけたのがこれ。当初、フウセンタケの仲間かと思ったが、撮影後に抜いてみるとヒダが細かく、フウセンタケではないことがわかった。
同定会でもはっきりとした種名にはたどりつかず、「?」となった。
カラカサタケ

本種は北側斜面のあちらこちらに発生しており、発生量としては一番多かった。
ヒカゲウラベニタケ

例年この山では初秋によく見かけるキノコだが、見つかったのはこの1株だけ。
ウスヒラタケ

地面ばかり見ていたため、高い位置に出ていた本種に当初は気づかなかったが、いっしょにいた友人が見つけた。
カエンタケ

今年もナラ枯れがひどく、このままではミズナラがほとんどなくなってしまうのではないかと思うくらい。枯れた木の多いポイントは明るくなっており、ところどころ山の雰囲気自体が変わってしまっていた。
そんな中、1本のナラ枯れの木の根元に本種が発生していた。
チシオタケ

触ったら崩れてしまうくらい腐生の進んだ倒木に発生。珍しいキノコではないが、状態がよかったので撮影。
キノコが全く見つからないことも覚悟していたが、何種類か見ることができたのでヨシとする。
コメント
キノコが少ない中での2日間の探索、お疲れ様でした。
民宿に向かう途中で大雨に降られどうなる事かと思いましたが何とか探索出来て良かったです。しかし1.2日目の両方で言えますが東部地区探索会の同定会でここまでキノコが出なかったのは始めてな気がします。いつもはブルーシートを埋め尽くすほど採集出来ていたイメージがあるのですが…。
また同定会で出たアカジコウ似のイグチは、Butyriboletusroseogriseus
という種が一番近いように見えました。イロガワリの仲間も近年かなり増えてきて同定が困難になりましたね。