先週キノコが少なかった自宅の裏山だが、今週は発生しているのではないかと気になっていたので行って来た。

山に入ってすぐ本種が出迎えてくれた。壁状の場所なので横向きに生えている。幸先良いスタートだ。

遊歩道沿いに発生。乾燥のためか柄が割れてササクレ状になっている。

山に入ってすぐの斜面に入るとキノコがあまりなかったが、少し歩くと本種が発生していた。このポイントでの発生は初めての確認。

本種の多いポイントに入ると、やはり本種が大量発生していた。とにかく多く、広範囲にわたって発生しており、状態の最も良かったこれを撮影。

本種と似ているコガネヤマドリが多いので、うっかりすると本種を見逃してしまう。

ちょっと変な色をした柄だが本種でよさそうだ。好天が続くようなので、このまま朽ち果ててしまうかもしれない。

落ち葉で隠れており見逃すところだったが、かき分けてみると続々と姿を現した。驚くほどの大群生で、本種がこんなに群生しているのは初めて見た。

最初の写真の左横にあった群生。

最初の写真の奥にあった群生。

全景。1個1個も大きい。撮影に力が入り、かなりの時間を要した。

柄も管孔も、傷付けると速やかに青変する。

ドクツルタケが多いポイントに着くとドクツルタケは全くなく、本種が多く見られた。

ザラエノハラタケの近くにあった古い倒木から発生。何者かにかじられているのが残念だ。

傘表面は茶色でビロード状、管孔は青変する。柄には粒点がある。特徴ははっきりしているが、思い当たる種名がない。

ムラサキヤマドリタケが発生するポイントの近くで発見。見た目でイグチであることはわかったが、種名は全く浮かばなかった。傘の表面はうっすらとヒビ割れ模様がある。

柄も管孔も、傷付けると速やかに青変する。

上記の不明イロガワリの近くに発生。綺麗な状態のものが2個並んで発生していた。

傷付けるとゆっくり青変する。

5、6個発生していたが、どれも何者かにかじられており、綺麗な状態のものがなく残念だ。少しマシなものを撮影。

細長いものもあったが、これも柄がかじられていた。
自宅裏山は暗い林が多いせいか保湿されているようで、キノコの発生は多く楽しい探索となった。撮影に時間をかけすぎたため、最後は撮影できないほど暗くなってしまい急いで山を下りた。この日も暑く、へとへとになって自宅へ戻ったが、いろいろなキノコを見ることができ、充実した午後を過ごすことができた。
コメント
裏山のポテンシャルはすごいです。乾燥のためか成長がスムーズにいかず面白い形になっていますね。イロガワリの群生も迫力があります。
ウタロさんコメントありがとうございます。自宅裏山の良さがわかっていただけたでしょうか。機会がありましたらいっしょに歩きましょう。