2、3日前に雨は降ったが、そのあと晴れの日が続いていたことから、そろそろ盛期を迎えるキクラゲ類はカラカラに乾ききってしまっているに違いない。それでも見に行かないと気が済まないので、この時期のいつものコースを歩いてきた。

遊歩道の階段の木材に発生。クヌギタケのような形をしている。

いつもシイタケが発生する倒木に幼菌が発生していた。他にも数個出ていたが、どれも老菌で被写体にはならなかった。

先週も撮影した倒木に新たに発生したものがあったので撮影。周りの木を大量に取り除き、わずかな隙間にカメラを設置し、ゴーストが発生しないようカメラのアングルを微妙な角度で固定しなければならず、撮影にかなりの時間がかかった。
最大に絞っても被写界深度が深くとれないため初めて深度合成の機能を使ったが、これはなかなか良いことがわかった。

本種はとにかく多かった。クヌギなどの木材が放置されているところには必ずといっていいほど発生していた。選び抜いて一番綺麗なものを掲載。

古いクヌギの倒木に発生。まだ発生したばかりの綺麗な状態のもの。オオシトネタケかフクロシトネタケかは顕微鏡で胞子を見なければわからないとのこと。

沼津市の公園は端から端まで歩きつくしたので帰ることに。途中、長泉町の道を車で走っていると倒木にキクラゲ系のキノコが発生しているのが見えたので、車を道路の端に停めて確認したところ本種だった。乾燥していたが被写体としては悪くなかった。

アラゲキクラゲが発生していた倒木の近くに、伐採されたクヌギがたくさん転がっている場所があった。見てみるとウラベニガサが大量に発生していたので撮影。
案の定、キクラゲ類は乾燥しており、被写体にならないものばかりだった。それでも何種類かのキノコが見られたので、この時期としてはマシなほうだろう。
急に春の陽気となり、いや、初夏といってもいいくらいか。とにかく暑くて大量の汗をかいた。
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