菌類の調査で今年2回目の南アルプスへ行って来た。井川から畑薙第一ダム手前までの間が大雨のため開催が危ぶまれたが、沼平ゲート付近では雨が止んでそれ以降は良い天気となった。亜高山帯ではキノコが増える時期なので期待感いっぱいで臨んだ。
ウラベニホテイシメジ

本種は何箇所かで見られ、HPにはアップしなかったが群生している個体もあった。
オオキノボリイグチ

ちゃんと木に登って発生していた。
ズキンタケ

コケの間から発生していた。
ヒメベニテングタケ

いろいろな箇所で見られた。
不明フウセンタケ

ぬめりが強く、全体的に紫色。非常に綺麗だが同定には至らなかった。
アカヌマベニタケ

赤色が鮮やかで目立っていた。
ドクツルタケ

何箇所かで見られたが、この個体は一番状態がよかった。
センニンタケ

少し古かったが、南アルプスでは希少なキノコ。
ショウゲンジ

8月に訪れた際には1個も見つからなかったが、ようやく発生し始めたようで発生量は多かった。

開いているものもあった。
オオダイアシベニイグチ

何箇所かで見られたが状態が悪く、唯一この個体は新鮮だった。
アカエノズキンタケ

少しタケハリカビにやられてしまっていたのが残念。
不明フウセンタケ

ニセマンジュウガサかと思ったが、どうも違うらしい。
クロアワタケ

見たことのないイグチだったので心踊らされたが、他のメンバーが本種だと教えてくれた。柄の網目が特徴的だ。
ヌメリササタケ

朝まで降っていた雨のおかげで、本種の特徴でもあるぬめりが綺麗だった。
サマツモドキ

里山でも見られるキノコ。新鮮な状態のものが重なり合うように発生しており、被写体としてよかった。
ベニテングタケ

本種も何箇所かで見られたが、このようなオレンジ色の傘のものばかりだった。
ガンタケ

登山道に発生。柄が太くかなり立派な個体だ。
前回の8月に訪れた際よりキノコの発生数は多くなっていたが、亜高山帯ならではのキノコはショウゲンジばかりで、他はベニタケ類(不明種、クサハツなど)が多かった。
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