静岡木の子の会観察会を浜松市の公園で開催した。

静岡県西部はほとんど雨が降らなかったようで地面はカラカラに乾燥しており、しばらくキノコが見つからなかったが、暗い場所でこれが見つかった。ナカグロモリノカサに似ているが明確にそうとは言い切れず、同定には至らなかった。

数ヶ所で見られたが、開いたものはこの1個だけだった。この仲間も似たものが多く、はっきりと種名を同定しにくい。

この場所に数個発生していたが、どれも柄が細かった。

いくつかのアカマツの倒木で見られたが、新鮮な状態のものは少なく、群生しているものもなかった。

管孔を覆う外皮幕が残っており、まだ新鮮な状態。

夏キノコの代表であるテングタケ科がようやく見つかった。

アカマツの倒木に発生。赤なのか白なのか相反するような色が種名となっており、微妙なネーミングだと思う。

遊歩道の脇に発生。1個だけだったが、状態は新鮮だった。

参加者の1名が見つけて持ってきた。初めて見た。

割ると速やかに青変し、綺麗な藍色になった。

この場所に群生していた。傘の表面がビロード状で、イロガワリヤマイグチではないかとの意見があったが、傷つけても赤色に変色せず、結局「ヤマイグチの仲間」というはっきりしない結論に至った。

本種は珍しいキノコではないが、この日はこの1個しか見つからなかった。

昼食後、希望者だけで同じ公園内の別のポイントを探すことになった。歩き始めてすぐに本種が見つかった。

午後歩いたポイントはキノコがほとんどなく、ハイキングになってしまった感があった。本種は暗い林に発生していたが、見つかったのはこの1個だけだった。

見つけた瞬間はツルタケダマシと思ったが白すぎる。この場所での同定はドクツルタケとなった。しかし傘に条線があることが腑に落ちず、家に帰っていろいろ調べたところ本種が浮上。
この日は暑さが和らぎ、夏の割には快適に過ごせた。歩き始めに地表の乾燥状態を見た限りではキノコの発生に全く期待が持てなかったが、午前中に歩いたポイントは大当たりで、意に反していろいろ見ることができた。
コメント
写真を撮るとしっかり観察できるのですね。ハマクサギタマゴタケ(仮称)とのこと。確かにドクツルタケともちょっと違いましたね。マツオウジも汗をかいているようでとても良いですね。ヤマイグチの仲間の写真はなんだか深山で撮ったように見えますね。写真マジックです。
ウタロさんこんばんは。コメントありがとうございます。
思っていた以上にキノコがあってよかったです。
明日から雨のようですので、キノコの大量発生に期待しています。
長時間の探索お疲れ様でした。最後に見つかったテングタケ科はハマクサギタマゴタケ(仮称)と言うのですね。
ブログも訂正させていただきます。
大型菌が見つからなかったのは少々残念でしたが謎ヤマイグチやアンズタケが見つかって楽しい観察会でした。
キノコと田舎遊びさん、こんばんは。コメントありがとうございました。
観察会当日の気温が思っていたよりも暑くなくてよかったですね。キノコもいろいろと見つかりましたが、「?」の付くものが多かったので少しもやもやしています。明日以降の雨に期待しましょう。