午後、少し時間が取れたので散歩がてらに自宅の裏山へ出かけた。

山へ入ってすぐにカワリハツのような緑色の傘のキノコが見つかり、少し先へ進むとやや痛んだキアミアシイグチも見つかった。いずれも被写体にはならなかったが、幸先よくキノコが見つかったので期待が膨らむ。しかし、このあと全くキノコが見つからない。暑くて滝のように汗が噴き出したがそれでもめげずに歩く。ドクツルタケがよく発生する尾根に入ってようやく数個見つかったので、比較的状態のよいものを撮影。

ドクツルタケの発生していたポイントから離れ、キノコの発生実績のあるポイント何箇所か巡りながら進んだが、相変わらずキノコは見つからない。さらに奥へ進むと遊歩道沿いで本種を見つけた。

毎年本種がよく発生するポイントにたどり着くと、3個並んで発生していた。だた、このポイントも本種がこの3個、あとドクツルタケが1個あっただけだった。

マクツバコナカブリテングタケが発生するポイントを見てみたが、お目当てのものは見つからず。代わりに小さな本種が2個あっただけだった。

この仲間は似たようなものが何種類かあるため、同定に苦慮する。

暗い林のポイントで発見。毎年本種が群生する場所だが結局発生はこの2個だけ。状態はよく、とにかく大きいので目立っていた。撮影意欲のわく被写体だ。

これまで2、3個の発生は見たことがあったが、こんなに群生しているものは初めて見た。決して珍しいキノコではないが、発生している全ての個体の状態が新鮮で綺麗だったため、撮影にも力が入った。

初めて足を踏み入れたエリアで発見。
歩き始めてしばらくキノコがなかったので諦めて引き返そうと思ったが、暗い林のポイントまで足を運んだことが功を奏し、綺麗な状態のキノコが見られたのでよかった。イグチ類が少なかったものの、テングタケ類は出始めてきたようだ。
猛暑の中、汗をかきすぎてつらかったが、こまめに水分を補給しながら耐え抜いた。昨今の夏は尋常ではない暑さで、探索にも相当な体力を必要とする。
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