会社を休むことができたので、仲間を誘って4人で甲州市の山へ行って来た。
カゴタケ
10/26に行った山に行ったが、今回はこれまで見ていなかった尾根を探すことに。キノコが発生しそうな非常によい環境に見えるがなぜかキノコが少ない。それでも仲間の1人が珍菌ともいうべきカゴタケを発見した。
サクラシメジ
なかなかキノコが見つからず、ようやく見つかったのが本種。この場所に数個発生していた。
こちらの個体は小さいが、そのおかげで傘裏もまだ非常に綺麗。
ムラサキシメジ
キノコが少ないため仲間と話し合い、この場所に見切りをつけ笛吹市のポイントへ移動した。こちらのポイントも歩き始めてすぐはキノコが少なかったが、徐々に見つかり出した。
少し歩いて本種が見つかった。本種はすぐに退色してしまい良い被写体がなかなかないが、この個体は全体が鮮やかな紫色だった。
ヌメリイグチ
アカマツの近くには必ずといっていいほど発生しており、発生数はかなり多かった。
クリタケ
この写真の場所では大量発生で、立ち枯れの木を囲むように何株も発生していた。これはその一部で状態のよい株。
近くの別の木にも発生しており、こちらの方がまだ新鮮で色もよかった。
ナラタケ
ナラタケにしては大きく、柄も太い。迫力のある個体だった。
同じ立ち枯れの上部に発生。三脚を最大限に伸ばし、カメラのズームレンズも望遠側へ最大に振って撮影した。
コウタケ
以前、本種が大量発生したことのあるポイントを探すと1個だけ見つかった。このあと、少し離れたポイントでもう1個見つかったが、結局本種が確認できたのは合計2個だけだった。
カクミノシメジ
柄のふくらみ方が特徴的でおもしろい。発生はこの1個だけしか確認できなかった。
ムレオオフウセンタケ
今年まだ見ていなかったキノコの1つだったので、嬉しい発見となった。発生数は多く、落ち葉をかき分けると次々と見つかり、このような群生が何箇所もあった。
傘が開いているものもあった。
笛吹市の山へ移動したのは正解だった。ムレオオフウセンタケの群生を多く見ることができたのは嬉しい限り。また、ナラタケ、クリタケの発生も多く、僅かではあったがコウタケも見られた。発生時期は遅れているので、もう少しだけ秋のキノコが楽しめそうだ。
コメント
はじめまして。いつも楽しく興味深く拝見しております。最近広葉樹林デビューを果たしたのですがまだ探す時期と標高が定まりません。
自分は10月2週目に山梨県の標高800〜1000mの場所でコウタケを見つけました。その後1週間ごとに同じ場所に通いましたが老菌しか発見できなかったので、もう終わりなのかと思っていたのですが、北関東や奥多摩、山梨、長野などで先週、先々週にコウタケが爆発しているという情報を多数見かけたので、探すべき標高がわからなくなった次第です。
不躾な質問で恐縮ですがこちらの標高は大体何メートルでしょうか?よろしければご教授いただけますと幸いです。
painさんコメントありがとうございます。
標高は約1000mです。今年のコウタケの発生状況ですが、場所によって違いがあったかと思います。9月末に発生した山もありましたし、10月末もありました。同じ山でもポイントによって発生時期が違っており、最初の発生から1ヶ月もたって別のポイントでまた発生を確認するなど、こんなに長い期間にわたって発生を確認するのは、今まで私は経験したことがありませんでした。暑かった時期が長かったこと、降雨状況なども影響したのかもしれません。気候による影響だと思われますが、当ホームページを見てのとおり、このところ秋中盤のキノコと秋終盤のキノコが入り乱れています。ただ、コウタケは夏場にも発生することがあるそうですので、そういう意味では時期が空いてまた発生するのも不思議ではないのかもしれません。
返信ありがとうございます。
同じ山でもポイントによって発生状況がそんなに違うのですね。
近年異常気象続きでますます発生予測が難しいですが、地道に出向いてデータを蓄積していくしかないですね。
普段は運動不足ですがこの時期だけきのこを求めて沢山歩くので健康的です(笑)
いつも食菌だけでなく様々なきのこの美しい姿を知ることができ、とても勉強になります。今後も楽しみにしております。ありがとうございました。