静岡木の子の会観察会を沼津市の公園で開催した。

傘裏と柄が紫色を帯びており本種であると思いたいところだが、似たものも多いので一概に本種であると同定することは難しい。

言わずと知れた毒キノコ。この場所にたくさん発生していた。

このアカマツの切り株の周りに数株発生していた。キノコ自体は華奢だった。

こちらは別のポイントで見つけた株。先ほどのポイントのものよりもキノコ自体は大きかった。本種はあまり見かけないキノコだが、この公園ではなぜかよく見かける。

この周りに数本発生していた。

傘が開いた個体もあったが、傘が割れているものばかりで残念な状態だった。こちらは傘が開く前のもので状態はよかった。

参加者が「アカヤマドリが腐って傘が地面に落ちている」と言っており当初「そうだ」と思ったが、別の参加者が別の個体を持って来たのでよく見てみると本種だった。傘表面の模様が綺麗ではないため腐っているように見えるが、そうではなかった。
これまで亜高山帯でしか見たことがなく、まさか里山で発生しているとは思いもよらなかった。珍しいキノコに出会うことができ、参加者にレア菌であることを伝えると皆喜んでいた。

別の個体をローアングルで撮影。この場所に10個ほど群生していた。貴重な場所だ。

ムラサキアブラシメジモドキかと思ったが、傘表面の模様が本種であるとのこと。

小さいかったが、紫色が綺麗だった。

生きている木のウロの中に発生。参加者が発見したが、非常に目立たない場所だったので近くにいても言われるまで全く気付かなかった。

幼菌ばかりだったが、この個体だけは大きかった。
歩き始めてほとんどキノコが見つからなかったことから、キノコが全く見つからないということも覚悟したが、予想に反してそれなりにキノコが見つかった。参加者合計19名の目で探したおかげだろう。特にこの場所でセンニンタケの発生が確認できたことは大きな成果だ。
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