2024/10/26 山梨県甲州市

 例年であればキノコの発生も終盤の時期とあって、もうあまり期待はできないが、それでも山梨県の山を今年もう一度見たいという思いが強い。見納めとして、ホンシメジが期待できる甲州市の山に仲間と5人で行って来た。

クリフウセンタケ

 山に入るとキノコがいろいろと発生していた。元々期待していなかったが、良い意味で予想に反する状況。
 歩き出してすぐに1個の黄色い傘が見え当初アミタケかと思ったが、仲間が落ち葉をかき分けると本種であることがわかり、合計3個発生していた。

アイシメジ

 クリフウセンタケの近くに発生。黄色が濃いめの個体。

カノシタ

 地面をはうように発生するため、傘裏まで写すことが難しい本種だが、この個体はなんとか特徴である針状の傘裏を写すことができた。

 

 別の場所に発生していたこの個体は、本種にしては珍しく柄が長く、簡単に傘裏まで撮影することができた。

マスタケ

 どちらかといえば夏から初秋のキノコの印象だが、まだ発生して間もない状態で、濃い橙色が鮮やかだった。

ホンシメジ

 ホンシメジの発生実績のある斜面を見ると、ぽつりぽつりと発生が確認できた。

 

 仲間たちと周りを探し始めると次々と見つかり出し、株状のものも見つかった。嬉しい限り。

 

 別の発生実績のあるポイントにも発生しており、こちらのほうが大きく、発生量も多かった。これは全体の中の一部の株。久々に見る大きな株だった。

 

 大きな個体が列をなして発生していた。

アオロウジ

 発生実績のある斜面を探すと期待どおり本種が発生していた。本種も珍しい部類のキノコのため、発見すると嬉しくなる。

 

 幼菌もあった。

アミタケ

 いろいろな場所で見られた。

コウタケ

 大群生。この写真でもほんの一部分。こんな遅い時期に発生しているとは思ってもみなかったので嬉しさはひとしお。

 

 非常に綺麗な株立ち。非常に新鮮な状態で、最高の被写体だ。

 

 列になって発生。

 

 どの株を撮影するのか、悩んでしまうほど。
 仲間同士、入れ代わり立ち代わりで長時間の撮影会となった。

コテングタケ

 あまり見かけない種だが、この山ではよく見かける。3個も並んでいた。

テングタケ

 発生が確認できたのはこの1個だけ。

ムラサキシメジ

 このポイントに多く発生。色あせたものが多かったので、紫色が残っているものを選別して撮影。

マツタケ

 過去に発生したことのあるポイントに発生。傘が地面に対して垂直になるような変な曲がり方をして発生していた。
 このあとすぐ、仲間の1人が近くでもう1個発見。傘の部分が壊れていたため撮影しなかった。

シロマツタケモドキ

 大きめの個体が2個並んでいた。傘が割れており、被写体としては残念な状態。

ベニテングタケ

 尾根から斜面を臨むと大きな赤い傘のキノコが数本ならんでいるのが見えたので、タマゴタケが群生していると判断。少し斜面を下らなければならないため、そこまでして見に行くかどうか悩んだが念のため確認することに。下りて行く途中でベニテングタケであることがわかり予想外の展開。赤いベニテングタケはしばらくぶりに見たため、これも嬉しい発見となった。

 3個群生していたものを撮影。

ムキタケ

 毎年ムキタケの発生する倒木があるため立ち寄ると、まだ大量発生ではなかったが出始めのものが発生していた。

アミタケとオウギタケ

 アミタケとオウギタケが並んで発生していたので撮影。

ナラタケ

 遊歩道に発生。

 マツタケ、コウタケ、ホンシメジの3大高級キノコ、さらにアオロウジや赤いベニテングタケが見られ、非常に楽しく嬉しい1日となった。コウタケは例年に比べると2週間~1ヶ月遅い発生で、10月になっても暑い日が続いたせいもあるのかもしれない。
 別の山も気になるが、行ける日は限られるため悩ましい。

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