例年であれば、そろそろ秋のキノコが出始める時期。気になる山梨県の山へ行きたいが、2日前に行った自宅裏山にはほとんどキノコがなかったこともあり、キノコがない可能性が高いような気がして散々行くべきかどうか悩んだ。それでも、行かなければ気が済まない性分のため、友人1名を誘って2人で山梨県の山へ行って来た。
キヒダタケ
上から見るとイグチ思わせる傘。撮影後、抜いて観察したところヒダだったので一瞬驚いたが、すぐに本種とわかり納得。
マイタケ
過去に発生実績のあるミズナラに遠目からでもわかる本種を確認。すでに老菌だった。手遅れの状態でガッガリしたが、それでも本種の発生が確認できただけでもヨシとする。
同じ木に別の株もあったが、これも老菌だった。
コウタケ
コウタケの出そうな場所があったのでゆっくり歩いていると2個発見。状態のよい1個を撮影した。やや傘表面のトゲが小さく、それほど傘がくぼんでいないことからシシタケの可能性もある。やる気モード全開になり、友人と付近をくまなく探したが、この2本しか見つからなかった。
本命の尾根に向かって歩いていたところ、途中の斜面で株立ちの本種を発見。過去に見つけたことのない場所での発見だったこともあり、本命の場所での大量発生に期待が膨らんだが、このあとは見つけることができなかった。
アメリカウラベニイロガワリ
本種と同定したが、似たようなものが多く自信はない。
サクラシメジ
いつもならこのポイントに群生するのだが、時期がまだ早いのか、見つかったのはこの1個のみ。
ニセアシベニイグチ
綺麗な状態だと思ったが、何者かに柄が少し食われていて残念。
アイタケ
本種らしい非常に綺麗な模様が残っており、状態はよかった。
コシロオニタケ
何箇所かで見られ、状態のよいものが2個並んでいたので撮影。
不明テングタケ
見たこともないテングタケ。何のテングタケなのか友人と意見交換したが、結局わからなかった。
抜いてみた状態。ツボは卵状ではなく膨らむのみ。ツバの付き方に特徴がある。
コシロオニタケ?
柄の根本の膨らみが大きく、柄が極端に短い。おもしろい形なので撮影した。
周りにコシロオニタケが多く発生しており、この個体も同じかと思うが確信は持てない。奇形なのだろうか。
ヌメリアイタケ
過去に本種が発生した場所に立ち寄ったところ、状態のよいものが群生していた。
ヒロハチチタケ
この場所に大きなものが1個ずつ離れて5個ほど発生していた。
空振りに終わることを覚悟していたが、予想に反してそれなりにキノコが発生していたので行って正解だった。
昨年、1個も見つけられなかったコウタケを見ることができ嬉しい限り。
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