探索会の2日目。前日の富士山はキノコが少なかったため、周辺の樹海を観察した。
タマシロオニタケ
いろいろなキノコがたくさん発生しており、本種も群生していた。
ルリハツタケ
柄が短いため、傘裏まで撮影できない。
斜面に発生していたものがあったので傘裏まで写すことができたが、あまり綺麗に写らなかった。
ツノシメジ
山梨県北部や長野県では見られるキノコだが、富士山周辺で見たのは初めて。
アカヤマドリ
幼菌はあったが、状態のよい成菌はあまり見つからず、この個体が一番綺麗な状態だった。
ニンギョウタケモドキ?
この場所に群生していた。初めて見たキノコで種名も全くわからなかったが、本種ではないだろうかとの仲間の提案があった。本種は情報が少なく、結局同定には至らなかった。
傘裏は白く、細かい管口。
ベニハナイグチ
本種も道路脇や林内のあちらこちらで見ることができた。
クロアワタケ
真っ黒な傘だったので、当初、これまで見たことがないモエギアミアシイグチかと思ったが、仲間が本種であると教えてくれた。撮影後よく見ると確かに本種であることがわかった。
ヤマドリタケモドキ
遊歩道の脇で仲間が発見。柄の網目が特徴的な個体。大きなはっきりとした網目の中に細い網目が走っており、こんな本種は見たことがない。本種が「広義」とされているのもわかる気がする。
こちらの個体は柄の網目が薄い。
ムラサキフウセンタケ
このポイントに群生していた。こんなに綺麗な状態の本種が並んで発生しているのは見たことがなく、最高の被写体だった。
ムラサキアブラシメジモドキ
非常に小さな個体。発生量はこのポイントに数個だけで、しかもやや老菌だが、本種の特徴である傘のぬめりは綺麗だった。
アオロウジ
遊歩道に発生。本種がこんな場所で見られるとは思ってもおらず、非常にうれしい発見。傘の青さも残っており状態はよかった。
別の個体。
全体像。
タマゴタケ
今年は当たり年のようで、とにかく発生が多かった。どこにでもあるといった状態。
ミドリニガイグチ
ベンチのすぐ横に、わけのわからないベニタケとともに発生。
いろいろなキノコが多く発生しており、しかもアオロウジを見ることができたので、樹海を観察の場に選んで正解だった。
コメント
ツノシメジを見つけた時はエッ?と思いました。樹海で見たのは初めてです。アオロウジは以前も同じルートでおそらく同じ場所で見ました。
アカヤマドリのお写真は勢いがあってこれから大きくなるぞ〜という感じが出ています。
ムラサキアブラシメジモドキの妖艶かつ可憐な雰囲気が良いですね。
被写体が沢山あると撮るのも編集も大変ですが拝見する方は嬉しいです。実物を見た時には気が付かなかった部分よりじっくり観察出来てとても良いです。