2023/10/13 山梨県甲州市

 すでに手遅れ感はあるが、先日の日曜日、月曜日に雨が降ったので山梨県の山が気になっていた。なんとか会社を休むことができたので前回行った甲州市の山へリベンジすべく、友人と2人で行って来た。

シャカシメジ

 山は前日に雨が降ったようで適度に地面が湿っていた。これは期待できるぞと歩き出したが全くキノコがなく、前回の二の舞になる予感が漂う。
 前回残してきたシャカシメジが大きくなっていることを期待していたが、誰かに採られてしまったようで消えていた。これにはがっかり。それでも別の場所で2株並んで発生しているのを発見。

コウボウフデ

 コウボウフデを見つけたことのある山なので以前を見つけたポイントを探したが、コウボウフデが発生している雰囲気はなかった。珍しく、しかも見つけにくいキノコとあって簡単に見つからない。それでも諦めずにじっくりと探していると、なんと1個発見。その後、その周りで次々と見つかった。他のキノコが発生しないような悪条件の中でも発生するようだ。上記写真は3個並んで発生していたもの(写真でもわかりづらい)。

 

 何個か発生していたが、この個体が一番状態がよかった。

ザラエノハラタケ

 ほとんどキノコが見つからないため、暗くジメジメとした谷間を歩いてみた。すると新鮮な状態の本種を発見。

ヒナツチガキ

 カラマツの落ち葉が堆積している場所に小さなツチグリのようなキノコを発見。サイズがかなり小さいため本種としたが、フクロツチガキの可能性もある。この種のキノコも見た目での同定は難しい。

フサタケ

 広葉樹の落ち葉が堆積している場所で発見。

ムラサキシメジ

 菌輪を作っていたが、紫色が残っていたのはこの個体だけだった。

ハツタケ

 広場のような場所にて発見。雑草をかき分けると本種が並んで発生していた。

ハタケシメジ

 雑草の生い茂る場所のすぐ脇で幼菌の株を発見。

 

 雑草をかき分けて探してみたところ、大きな株から小さな株まで何株も発生していた。

 比較的明るい場所にキノコはほとんどなく、お目当てのコウタケやホンシメジは1個も見つからなかった。やはりよい時期に雨が降らなかったこと、暑い日がいつまでも続いたことが影響しているのかもしれない。今年は本当に最悪な年といえそうだ。それでもコウボウフデに再会できたり、ハタケシメジの群生があったりしたので適度に楽しめた。

コメント

  1. うたろ より:

    13日は私も山梨の山におりましたが、キノコはあまり期待せず一応林道を通って増富へ下りました。キノコは本当に少なかったです。例年栗が沢山落ちている所には栗もなくキノコ取りの人が取ったのかな?でもお天気が良くて歩いているだけでも気持ちがよかったです。
    シャカシメジやコウボウフデが見つかって良かったですね。コウボウフデは意識しないと見えないでしょう。ムラサキシメジが出ていたのですね。もうお終いですね。
    今年は会えなかったキノコたちに来季こそ会えますように。

    • 木野 光明 木野 光明 より:

       毎年のように「今年はよくない」と言っているような気がしますが、ことしは本当に最悪な状況といえそうです。天候不順が続くと毎年これがあたり前になってしまうのでしょうか。トップシーズンの高級キノコに会えないと、本当に気持ちが落ち込みます。

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