2023/9/23 山梨県笛吹市

 例年であれば秋のキノコシーズン突入の時期。待望の雨が降ったこともあり、高級キノコを求め山梨県の山へ仲間と3人で出かけた。

ウラベニホテイシメジ

 目的地に到着するとすでに何台かの車が停車していた。やはり皆この時期を待ち望んでいたのだろう。人が来ているということはキノコが多くなってきている証拠かと思い山へ入ったが、しばらく歩いても全くキノコが見つからず、これはひどい状況だと3人で話しながら進んだ。それでも奥に行くにつれて若干のキノコが見つかるようになり、ウラベニホテイシメジは何箇所かで見ることができた。

アカヤマドリ

 登山道のすぐ横の目立つ場所に発生。

クリノイガワンタケ

 仲間がクリのイガを注意深く探して発見。初めて見る知らないキノコだった。よく見るとこの付近に転がっていたイガのいくつかで発生が確認できた。

キホウキタケ

 毎年のようにマイタケの出る場所があるので寄ってみると、発生したあとに育つことなく腐ってしまったマイタケを2株ほど発見。しばらく雨も降らず、気温の高い状況が続いていたので成長が止まってしまったようだ。残念な限り。被写体にはならないため撮影は諦めた。少し歩くと鮮やかな黄色が目立つ本種を発見。

タマシロオニタケ

 状態は綺麗で、被写体としてはよかった。この場所で数個発生していた。

アオミドリタマゴテングタケ

 発見当初はクロタマゴテングタケかと思ったが、柄の特徴が違っている。どうやら本種でいいようだ。

チチタケ

 何箇所かで見られたが、単発のものが多かった。

ハナビラニカワタケ

 1年中発生するキノコで全く珍しくないが、まだ発生して時間がたっておらず、さらに雨上がりで水を含んでおり、状態としては非常に綺麗だった。

フサヒメホウキタケ

 これも珍しいキノコではないが、こんな大きな塊になって発生しているのは初めて見た。

ニガイグチモドキ

 アカマツに多く発生するキノコだが、この場所でしか見つけることができなかった。

ニガクリタケ

 ニガクリタケらしい独特な黄色の株立ちだったのだが、写真ではなぜかその色があまり出なかった。

ホウキタケ

 上記ニガクリタケを撮影するため三脚をセットしようとして地面を見ると、まだ発生したばかりの本種を発見。大したキノコが見つからないという状況だっただけに少し嬉しい発見だった。よく見ると小さなものが写真の他にも何株か発生しており、ホウキタケのシロであることがわかった。
 ニガクリタケのおかげで発見できたといっていいだろう。

シロウロコツルタケ

 発生したばかりの幼菌は何箇所かで発生していたが、伸びているものはこれだけしか見つからなかった。

 全体的にキノコが少なくお目当てのコウタケは1個も見つからなかった。ムレオオフウセンタケも見つからなかったのでまだシーズンとしては早く、時期的には来週あたりがよさそうな気がする。あとは今後の天候(雨)次第だろう。

コメント

  1. うたろ より:

    先週、出掛けた時も少なめでした。ドクツルタケなどは出ていましたが、、、。今回はちょっと残念でしたね。おまじない(?)謎の呪文は効き目がないですね。
    ご心配をお掛けしましたが、骨には異常はありませんでした。医師も剥離骨折を疑いましたが、結局は捻挫で使わないようにするようにとのことでした。もう転ばないでねとも。お恥ずかしい(汗)
    今日は市民の森を道路からちょっとだけ覗いてみましたが、チチタケ、アカヤマドリ、コガネヤマドリ、ニガクリタケ、タマゴタケ、などが少々ありました。
    まだこれからだと良いですね。

    • 木野 光明 木野 光明 より:

       うたろさん、手の怪我は骨折ではなくてよかったですね。捻挫も長引きますので焦らず治るのを待つしかないと思います。治りましたら一緒に出掛けましょう。
       昨日から夜は涼しくなり、本来であれば1週間後くらいがよさそうなのですが、予報を見る限り全く雨が期待できません。雨の効果が薄れる前の今週の水曜日くらいにリベンジしたいのですが、会社は休めそうもなく諦めざるを得ません。

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