2023/9/16 富士山(山梨県)

 静岡木の子の会東部地区探索会を西湖の民宿にて1泊2日で開催した。しばらくまとまった雨が降っておらずキノコの発生状況が心配だったが、このような時でも何かしら見つかる富士山方面へと参加者は各々探索に出かけた。

アケボノアワタケ

 仲間と3人で富士山の林道へ出かけ、車を止め歩き出してすぐに見つかった。桃色が際立っており、柄の形も曲がりくねっていておもしろい。

オオダイアシベニイグチ

 太い倒木の下の隙間に発生していた。

不明イグチ

 ミヤマベニイグチかと思ったが、それにしては大きく傘の雰囲気も違っていた。種の同定には至らなかったが、紅色が鮮やかで綺麗だった。

クロカワ

 倒木の下側から出たため変な形になっていた。キサマツモドキも隣に発生している。

 

 こちらは幼菌。幼菌も成菌も何箇所かで見つかった。

キノボリイグチ

 あちらこちらで見つかったが、単発ばかりだった。雨が降っていないため、特徴的なぬめりのある状態のものは全くなかった。

 

 こちらはまだ傘裏の幕が残っている若い状態のもの。

ミヤマミドリニガイグチ

 富士山ではよく見かけるキノコ。

ベニテングタケ

 仲間が発見。傘のイボがしっかりと残っており、状態は非常によかった。

マツタケ

 丹念に探していると、コケを持ち上げて少し頭が見えているキノコを発見。「これは来た!」と思いコケをかき分けると立派なマツタケが顔を出した。急いで遠くにいた仲間を呼び、3人で歓喜に湧いた。

 

 もう一人が上記マツタケのすぐ近くでこの個体を発見。こちらのほうが大きかった。3人で周辺を四つんばいになって探したが、これ以外には見つからなかった。

 

 見つかった2個を並べて撮影。

キイロイグチ

 単発が多かったが、ここでは3個並んで発生していた。

アミハナイグチ

 重なり合うように発生。いっぱい見られた。

シロヌメリイグチ

 こちらもどこでも見られた。

ウコンガサ

 初めて見るウラベニガサ科のキノコで、種名なんてないだろうと思ったが、仲間がウコンガサと教えてくれた。

タマゴタケ

 発生量は多くなかったが、何箇所かで見られた。

ウツロベニハナイグチ

 老菌が多い中、この個体は色も鮮やかで、毛羽立ち感もよかった。

不明ハラタケ

 見つけた瞬間はオニタケかと思ったが、柄にツバもなく、毛羽立っている。結局同定には至らなかった。

 探索開始直後は富士山にしてはキノコが少ないかなと思ったが、マツタケが見つかったので大満足だ。

コメント

  1. うたろ より:

    これはキタ!出ましたね〜!今年はどうかなと思っていました。そのほかにもいろいろなキノコがあってよかったですね。探索会お疲れ様でした。また見つけた時のお話を聞かせてくださいね。

    • 木野 光明 木野 光明 より:

       現在の里山はキノコの発生状況が悪いようですが、富士山は最盛期より少ないような気がするものの、それでもいろいろな種のキノコが発見できたので楽しかったです。

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