沼津市のキャンプ場で静岡木の子の会の観察会を開催。2週間ほど雨が降っていないという最悪の条件ということもあり、キノコの発生が少ないことを覚悟して臨んだ。
オオツルタケ

何もないと思うような日の当たるカラカラに乾いた斜面に数本発生していた。日差しが強すぎるため影を作ったものの、写真はコントラストが高くなり変な写りになってしまった。
コトヒラシロテングタケ

日陰の斜面に発生。本種はこの2個だけだった。
マツオウジ

枯れたアカマツの切り株に発生。アカマツの倒木や切り株はかなりあったが、発生を確認できたのはこの1個だけ。
ホオベニシロアシイグチ

遊歩道は地面がカラカラに乾いているため暗い林に入ってみた。すると本種が何個か見つかった。すっぱい味がこのキノコの特徴であることを伝えたところ、何人かが確認し、その味に納得していた。
ツエタケ

傘のしわが本種の特徴でもあるが、この個体は本種にしては柄が短めだった。
タマゴタケ

今年は初めて見た。見つかったのはこの1個だけ。
チチタケ

周りの枯れ葉を取り除いた際に少し触れてしまったため、白い乳液が染み出してきた。
アイタケ

遠くから見た参加者が「カワリハツかな」と言っていたが、近づいてみるとひび割れ模様だったため本種であることがわかった。
キアシヤマドリタケ(仮称)

昨年の同時期の観察会でも同じ場所に発生していたが、今年の発生量は少なく、この写真のものの他にもう1個しかなかった。しばらく雨が降っていないせいだろう。
気象条件が最悪だったにもかかわらず、発生量は少ないがこの他にもムラサキヤマドリタケやコガネヤマドリなどキノコはある程度の種類が見つかったので、この地を観察会の会場として選んだのは正解だったといえる。
夏なので歩けば暑いのは当然だが、標高がある程度高いせいか、止まっていれば汗をかくこともなく比較的快適に過ごすことができた。
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