2023/6/25 静岡県浜松市

 静岡木の子の会西部地区探索会が浜松市の公園で開催されたので参加してきた。

タマゴテングタケモドキ

 毎年この時期、この場所で開催される探索会。例年キノコが多いのだが、今年はキノコが少なく、歩き出してしばらく被写体となるものがなかなか見つからなかった。ようやく綺麗な幼菌が見つかったので撮影。幼菌のためわかりづらいが、本種でよさそうだ。

チチアワタケ

 本種も毎年よく発生している。今年もこれだけはあちらこちらで見られた。

チチタケ

 この1個しか見つからなかった。やや古かったが、傷つけるとその名のとおり乳液は出た。

アンドンタケ

 過去にカニノツメが発生したことのある場所付近を念入りに見ていたところ、赤いものを発見。
思わず「サプライズ」と叫んで、いっしょに歩いていた仲間を呼び寄せた。キノコが少ない状況だったが、レアな本種が見つかったのはこの日の収穫だ。

サザナミイグチ

 結局、アンドンタケのあとは被写体となるキノコが見つからず。同定会を行い探索会は終了となった。昼食後まだ時間も早いので、仲間と5名で場所を変えて午後の探索を行った。この日の状況からキノコの発生は期待薄だったが、歩き始めてすぐ、道路沿いの斜面で本種が見つかった。

不明ヌメリガサ

 遊歩道に発生。アカヤマタケに似ていたが、触れても黒く変色しないため別種のようだ。

アイタケ

 この公園ではよく見かけるキノコだが、この日はこれ1個しか見つからなかった。

カキシメジ

 最初はわけのわからないフウセンタケかと思ったが、傘の裏がシミだらけだったので本種だとわかった。

 例年多く発生しているヤマドリタケモドキは全く見つからず。アカヤマドリも古くなって溶け出したものばかりで被写体にならなかった。少し前にパッと一気に発生して休みに入ってしまったのかもしれない。発生が少なかったことは残念だったが、それでもレアなアンドンタケを見られたことは大収穫。
 久々に長時間歩いて大汗をかき、運動不足も少しは解消されたと思う。

コメント

  1. うたろ より:

    探索会お疲れ様でした。
    アンドンタケ珍しいですね!
    私も見てみたいです。

    梅雨の中休みで雨が降りませんが蒸し暑いですね。
    キノコも傷みやすいのに、グレバの残ったアンドンタケの写真が撮れるなんて
    本当にサプライズでした。

  2. 木野 光明 木野 光明 より:

     うたろさん、こんばんは。アンドンタケの赤色は本当に鮮やかでした。グレバもしっかりと残っており、状態は非常によかったです。秋にもこの公園の別の場所で見たことがありますので、条件さえ整えば発生するんでしょうね。機会がありましたらいっしょに行きましょう!

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