山梨県の山もそろそろ見納めかと思い、会社を休んで友人と2人で甲州市の山へ行って来た。キノコは終盤を迎える頃なので、ホンシメジに出会えればそれで十分と思い探索を開始したが、予想外にキノコは多く発生していた。
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日当たりのよいアカマツ林があり、高級キノコが出ないか気になりこの場所に来るたび毎回見ているのだが、せいぜいアミタケやヌメリイグチくらいでいつも空振りに終わる。今回も懲りずに丹念に探していると、これまで山梨県の山では見たことがなかったアオロウジを発見した。非常に嬉しい発見だ。
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アオロウジの近くに発生。この場所ではよく見かけるキノコ。
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日陰の斜面に発生。アカマツのあるところにはかなりの割合で本種が発生していた。
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他の山では多くない種だが、この山ではどこにでも発生する。
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今日のお目当てのキノコ。大量とまではいかないが、この斜面に列をなして発生していた。別の斜面にもあったが株状のものはほとんどなく、ぽつりぽつりと見つかる程度だった。
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食菌と間違える人が多い毒キノコ。4個まとまって発生していた。本種の特徴である傘裏(ヒダ)の茶色い染みがよく出ている。
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胞子(グレバ)がしっかりと残っている状態のよいスッポンタケだった。撮影中もグレバの異臭が漂ってきた。
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カノシタにしては大きいサイズで柄も長めだったので、傘裏まではっきりと撮影できた。傘裏が針状であることがよくわかる。日光がレンズに差し込んで少しゴーストが出てしまったのが残念だが、撮影角度的にどうにもならなかった。
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倒木に目を移すと小さめの本種が発生していた。
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ヒラタケと同じ倒木に発生。ヒラタケは撮影した株だけしか出ていなかったが、ムキタケは小さめながらもこの倒木にたくさん発生していた。
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濃い黄色のナラタケが出ていた。他にもあちらこちらの立ち枯れで発生しており、ナラタケの最盛期といったところだ。なお、ナラタケは種類が細分化されているが、この写真のものをどの種に当てはめるか難しいため「ナラタケ」としておく。
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立ち枯れや切り株に発生している本種をこの他にも何箇所かで見かけた。
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クロカワが出そうな雰囲気のあるポイントはいくつもあるのだが、今までこの山では全く見つからなかった。今回、これまで足を踏み入れたことのない斜面を探索してみることに。すると、なんと大きな本種を2個発見。これも嬉しい発見だった。
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クロカワと同じ斜面で発見。コウタケの発生時期はもう終わったと思っていたので、まさかの発見に大喜び。発生はこの2個だけだったが、本種の特徴である傘表面のトゲトゲ感も残っており、状態は極めてよかった。
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あちらこちらで群生していた。これも秋終盤のキノコ。
目標のホンシメジの他に、この山で初めてアオロウジ、クロカワを発見、さらには期待していなかったコウタケも見ることができ、大満足の探索となった。
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