2020/7/12 静岡県伊豆市・伊豆の国市

 調査目的で伊豆市の山に行って来た。最初に標高の高い場所へ行ったが、この場所はまだ涼しく、キノコの発生も少なかった。仕方なく標高の低い場所に移動したところ、キノコが多く発生しており楽しい探索となったが、久々に日が出たため気温が上がり非常に暑かった。

タマゴテングタケモドキ?

標高の高い場所にて。ベニタケ類ばかりでテングタケ類は少なかった。この場所はいつもタマゴテングタケモドキが多いのでこれだと思うが、近くにあった成菌のヒダがピンク色になっていなかったので、もしかするとツルタケダマシかもしれない。

サナギタケ

雨が多いせいか、冬虫夏草であるサナギタケも何箇所かで見られた。

カメムシタケ

雨が多いせいか、この場所が特異なのかわからないが、カメムシタケも多く見られた。

アカヤマドリ

標高の低い場所へ移動したところ、キノコの種類が多くなり、アカヤマドリが出迎えてくれたこの地帯にはいろいろなキノコが発生していた。ただし、アカヤマドリはもう1箇所にあっただけで発生数は多くなかった。

不明イグチ

アカヤマドリの近くに何個も発生していたが、名前はわからない。

コトヒラシロテングタケ

この一帯に群生していた。

ウラグロニガイグチ

どこへ行ってもよく見かけるが、小さな2本がかわいかったので撮影。

ハナオチバタケ

橙色のタイプが多いが、この場所のものは桃色だった。群生していると被写体として良いのだが、単発だった。

ガンタケ

何箇所かで見かけたが汚れており、この個体が一番綺麗だった。

ミミブサタケ

全く気付かず危うく踏みつけるところだった。仲間が発見。

キニガイグチ

キニガイグチの写真はこれまで良いものがなかったので、今回綺麗な被写体を撮れたのは収穫。かなり多く発生していた。

チチタケ

かなり暗い林に発生していた。

ニガイグチモドキ

チチタケの近くに発生。最初何かわからなかったが、よく見ると本種だった。

カバイロツルタケ

後方の幼菌がかわいかった。

ヤマドリタケモドキ

夏場の代表的なキノコだが、この1本しか見つからなかった。

ナスコンイッポンシメジ?

伊豆の国市に移動。
仲間が発見した。全く目立たず、よく見つけたなあと驚いた。よく見るとかなり綺麗で、撮影時はヒメコンイロイッポンシメジと思っていたが、特徴的にはナスコンイッポンシメジに近いような気がする。

アイタケ

傘は割れておらず、アイタケの特徴的な模様もしっかりしていたが、雨のせいでゴミが多く付着しており、少し残念な状態だった。

オオオニテングタケ

幼菌から成菌まで発生していた。

不明ハラタケ

この周辺に菌輪を作っていた。ハラタケの仲間であることはわかるものの、名前はわからない。

この他にはタマゴタケ、ムラサキヤマドリタケなども発生していた。

コメント

  1. うたろ より:

    暑い中の探索お疲れ様でした。今年はオオオニテングタケの当たり年になるかも知れませんね。年によって発生数が随分違うように感じます。ウラグロニガイグチの写真はお父さんと子供たちといった感じでとても可愛いですね。冬虫夏草は薄暗いところでの撮影なので大変だと思いますが、アップで見ると状態がよくわかって良いです。宿主のカメムシがいろいろあるのもわかり面白かったです。ツノアオカメムシ(2本子実体)エサキモンキツノカメムシ(オレンジの子囊果)、アシアカメムシ(?)(赤い子囊果)

  2. 木野 光明 木野 光明 より:

    コメントありがとうございました。汗だくになりましたが、いろいろなキノコを見られてよかったです。伊豆の国市の場所はもっとゆっくり見たかったのですが、時間切れでしたね。今度の土日のどちらか、天候にもよりますがリベンジしたいです。

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