菌類調査で沼津市の公園へ行って来た。
柄に残るだんだら模様、傘のイボの感じから本種と思われるが、雨でかなり落とされているようで確信は持てない。
いつもこの時期にこの場所で見かける。
綺麗な状態だったが、ツボが雨のせいで壊れていた。本種の発生は多かった。
本種もよく見かけたが、状態の良いものは少なかった。
アカマツの切り株、倒木は多いが、綺麗な状態のマツオウジはこれだけだった。
テングタケの仲間ばかりでイグチがほとんどない。ようやく見つけたイグチだが、写真のとおり状態は非常に悪かった。
見つけた時、ツギハギハツの名前が出てこなくて、別種のヒビワレシロハツと言ってしまった。
ようやくまともなイグチを見つけたが、ありふれたニガイグチモドキだった。ちょうど日が差してきたので傘を差して日を遮ったが、それでもキノコの傘は白飛びしてしまった。
全体的にフワフワ感が出ていて綺麗だ。
傘表面の雰囲気、柄の網目がはっきりしていることから本種だとは思ったが、ヤマドリタケモドキの可能性も否定できず味を確かめてみた。噛んでしばらくすると口の中に酸味が広がり、本種であると確信した。
切り株から発生。比較的大きいキノコで、最初はオオワライタケだと思ったが、そうとも言い切れない。皆で考えたが、結局何のキノコか同定できなかった。
調査が終わって車で林道を走っていると道沿いに発生していた。目立つキノコなので車からでも発見できる。林道沿いの何箇所かで見られた。
調査が早く終わったので、先週も訪れた伊豆の国市の公園へ行ってみた。歩き出してすぐに本種が見つかった。
また少し歩くと目立つ大型キノコが。遠目からでも本種とわかった。撮影をしようとしたところ、とうとう雨が降り出したので傘を差して撮影。
アカヤマドリから10mほど離れた場所に腐った本種を発見。その周りを見ると黄色い傘のこの個体が1個だけあった。まだ新鮮な状態だったが、ナメクジにかじられた箇所があったので、その場所が写らないアングルで撮影。今日、見たかったキノコだったので、この場所に来たかいがあった。
倒木から発生。紫色の漏斗型のキノコは見たことがなく、当初何なのか全くわからなかった。撮影後、1個取ってみると非常に強靭だったので本種ではないかと思った。初めての発見。
このあと少し歩いたが雨が強くなってきたのであえなく退散。この場所の滞在時間は30分ほどだったがキノコの発生は多く、本当はもっと探索したい気分だったが仕方ない。
沼津市の公園はテングタケの仲間の発生はある程度あったものの、イグチの仲間が少なく残念だった。逆に伊豆の国市の公園はキノコが多く、場所によって発生状況がこんなに違うということに驚いた。
コメント
雨の心配をしていましたが、なんとか持ちましたね。沼津の方はもっと沢山出ているかなと思っていましたが、ベニタケ科も多かったのかしら。伊豆の国市の方は連日の雨にもかかわらず綺麗なヘビキノコモドキが撮れましたね。ムラサキヤマドリも個体によって色が随分違いますが、お写真のような色のものは見たことが有馬線でした。とても綺麗ですね。夏のキノコが本格的に発生し始めました。連日の暑さよりはずっと涼しいのでしょうが、それでも動くと汗だくですが私も機会を見つけて行ってみようかな。
ウタロさんこんばんは。沼津の方はベニタケ科も少なかったです。
伊豆の国市はすぐに雨が降ってきてしまったのであまり見られず残念でした。写真はありませんが、アメリカウラベニイロガワリ、コガネヤマドリ、オオツルタケも出ていました。