コロナ禍で休止していた静岡木の子の会東部地区観察会を再開。伊豆市のブナ林で開催した。過去の実績では「ツキヨタケばかり」という印象しかない場所だが、量は少ないものの、予想に反していろいろな種類のキノコを見つけることができた。
ハタケシメジ
集合場所の遊歩道に発生。小さな株立ちしかなく、よく見ていないと踏みつけてしまう。
センボンイチメガサ
山を歩き出して何種類かのキノコを発見したが、被写体になるものがなく、ようやく新鮮な状態の本種が見つかったので撮影開始。このあとも何箇所かで見られた。
カノシタ
時期が遅いせいもありブナ林の地上生のキノコは少なかったが、本種は何箇所かで見られた。
ウラベニガサ
かなりボロボロの立ち枯れの木に発生。キノコの状態はよかった。
ヌメリスギタケ
何箇所かで見られたが、被写体になるものは少なかった。
別の場所の個体。
アカチシオタケ
この場所だけに群生していた。過去に見た本種の中で最もよい被写体だった。非常に綺麗な被写体に出会えて嬉しい。
ツキヨタケ
この地域に多く発生するキノコ。言わずと知れた毒きのこだ。これは非常に綺麗な状態だったので撮影。
クリタケ
遥か遠くにキノコらしきものがあったが肉眼ではわからず。斜面を下りてから「キノコではなかった」というのはムダな体力も使い嫌なので双眼鏡を使って確認。本種だったため斜面を下りて撮影した。
スギヒラタケ
杉林の切り株に発生。杉林のあちらこちらで見られた。
ヒラタケ
比較的新しいブナの倒木に発生。立派な個体だった。寒い時期に発生するキノコのせいか、これまでこんな立派な個体に巡り会ったことがなかったので嬉しい発見だった。同じ倒木に毒キノコのツキヨタケも発生しており、見分けがつかない人が食用として採取するには危険が伴うだろう。
1日歩き回って疲れた。それでもいろいろなキノコを見ることができ、今回参加者は少なかったが楽しんでもらえたと思う。
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