沼津市の山で静岡木の子の会東部地区観察会を開催したが、しばらく雨が降っていなかったこともありキノコは少なかった。それでも参加者全員の目は鋭く、それなりにキノコが見つかった。予定よりも早く1周してしまったため、昼食後、移動して伊豆市の公園でも観察を行った。

歩き出してすぐの広場の縁に発生。

しばらく歩いてもキノコはあまり見つからず。本種は水辺の立ち枯れの木に発生していた。

イグチの出そうな斜面を見て回ったが、イグチは全く見つからず。今日イグチは見つからないのかと思ったが、水辺で本種がようやく見つかった。写真にはないが、このあとミドリニガイグチ、チャニガイグチなどのイグチも見つかった。

道端の木の根元で発見。こげ茶色と白のコントラストが美しい。

高さ3cmほどの極小テングタケ。傘表面の綿毛感が綺麗だった。

珍しいキノコではないがこの場所には群生しており、この個体の他にも数個発生していた。

遠目からでも目立っていた。写真ではわからないが、ヒダが桃色を帯びていたので本種とした。

ようやくこの時期らしいキノコを発見。この場所にこの個体を合わせて3個発生していた。

伊豆市の公園に場所を移して観察を開始。歩き出してキノコが全く見つからず嫌な感じがしたが、それを払拭すべく、アカマツの切り株に新鮮な状態の本種が発生しており、私たちを出迎えてくれた。

1個だけ発生。

地面はかなり乾燥していたが、撮影していない不明イグチをはじめ、本種を含む何種類かのキノコがこの場所の周辺で見つかった。

やや暗い林の入口付近で目立つキノコを発見。近づいて見ると本種だった。

暗い林に入ってみると、本種が群生していた。
夏キノコの大発生には程遠い状況だったが、仲間同士の交流が楽しく、充実した1日を過ごすことができた。
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