本来ならば静岡木の子の会西部地区探索会が行われる時期だが、新型コロナウイルスの影響で中止となった。しかしこの時期のこの地域は調査としても見ておくべきかと思い、ようやく自粛ムードも解けたとあって、久々の探索としてこの地を選んだ。行ってみると同じ考えの仲間と出くわし、結局数人で和気あいあいと観察ができた。キノコの発生は多く、非常に楽しい観察となった。ちなみにこの場所は採取が禁止だが、元々写真撮影しか行わない私たちにとっては全く問題なく、沢山のキノコが見られたのでよかった。気温が高く汗だくにはなったが、遠出したかいがあった。
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この場所に何個かまとまって発生していたが、一番状態のよいものがこれだった。
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道路の横に発生していた。紅色が鮮やかで、生え方もおもしろい。
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アカヤマドリは多く発生していた。しかし老菌も多く、被写体としてよいものは少なかった。
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上記のものの近くに発生していた。
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傘径は30cm弱の大物。このくらいの大きさのものもかなり発生していたが、腐っているものばかりで、なんとか被写体になったものはこれだけだった。
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状態は悪くなかったが、緑色が薄くあまり綺麗とは言えない。ちなみに下側に写っているのはアイタケではなく石。
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ベニタケが近くに生えていたので「なんだ、ベニタケか」とムラサキヤマドリタケに気づかず素通りしたのだが、いっしょに歩いていた仲間が発見。静岡県西部での発生はほとんど聞いたことがないので、貴重な発見と言える。
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傘がやや黄色っぽかったので当初ウスキモリノカサかと思ったが、傘表面に光沢感がないので本種とした。
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見つかったのはこの1個だけだった。
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同じ場所に何個かあったが、この個体だけがなんとか被写体になった。それでも傘裏があまり綺麗でない。
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良い状態だったが、右側のキノコの傘の端が欠けているのが残念。
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ベニタケの仲間は種の同定が難しいが、これは傘表面も柄も黄色なので、本種で良いと思う。
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まだ傘裏の膜が残っている若い状態のもの。
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本種も非常に多く発生していたが、古い状態のものが多く、被写体にならないものが多かった。
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こんなふうに何個も集まって発生しているところも多かった。
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上から見ると地味なキノコに見えたが、枯れ葉を取り除いて傘裏や柄を見ると鮮やかな紫色だった。
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見つけた時はただのウラベニガサだと思ったが、仲間が本種と教えてくれた。確かにヒダが黒く縁どられている。
コメント
沢山のキノコがあったようで何よりでした。キノコに会うのがとても久しぶりのように感じます。今年見たキノコはアミガサタケやホウライタケの仲間、コガサタケ属などの腐食菌程度だったので、沢山アップして下さってうれしかったです。もうすっかり夏のキノコになっていたのですね。
そういえば日本海側の山でカラマツベニハナイグチに会いました。熊4頭とも会え、そのうち二頭はとても可愛い仔熊ちゃんでした。
昨年は発生が少なかったのですが、その分エネルギーをためていたのかもしれません。今後適度な雨が続けば、静岡県東部も期待が持てそうです。