2025/10/14 静岡県三島市

 久々の自宅裏山の探索。過去、秋のこの時期に裏山へ行ったという記憶はなく、何があるのか気になっていた。友人も見たいとのことで2人で行って来た。

ドクツルタケ

 山へ入ってすぐの遊歩道と西側斜面にキノコは全くなかった。やはりこの時期になるとキノコが消えてしまうのか。少し遊歩道を奥へ進んで本種がよく発生する尾根へ入ると数個の発生が見られたが、状態があまり良くないものばかりで撮影は見送った。また遊歩道に戻って奥に進んでいると白いキノコが見えた。近づいてみると本種であり、状態が良かったので撮影。

ツエタケ

 コガネヤマドリが多い林にたどりついたが、遊歩道側から林をのぞくとキノコがないように見えた。しかし林に入るとすぐに本種が見つかった。

ウスキモリノカサ?

 写真ではわからないが、やや黄色を帯びていたので本種かと思われる。それでも確証が得られないので「?」とした。

マイタケ

 夏場にマクツバコナカブリテングタケ(仮称)が出ていたポイントへ進み、そこから少し下った場所にある倒木を見たところシロカイメンタケと思われるキノコが発生していた。その倒木をよく見ると、先端になんと本種が発生していた。「まさか」と思いつつ、平静を保って友人に「マイタケ」と言う。冗談だと思ったらしく最初は信じてもらえなかったが、実際に見て友人も驚いていた。自分もそうだが驚いて当然だ。硬質菌の発生しているようなやや古い倒木に、さらにクヌギの倒木に本種が発生するなんて、今まで聞いたことがない。

 

 ローアングルでも撮影。裏山で見られるとは思ってもみなかったので嬉しい発見となった。

コイヌノエフデ

 マイタケの写真を撮っている最中にすぐ近くで友人が発見。

 

 こちらは別の個体。この他にも1個あり合計3個発生していた。また、まだ卵の状態のものも多数見られた。

シロウロコツルタケ

 マイタケのポイントから斜面を少し登ってやや明るい場所へ出ると本種が発生していた。

ヒョウモンウラベニガサ

 ナラ枯れで倒れたクヌギに多数の硬質菌が発生していたが、硬質菌には興味がないので足を止めずに進もうとしたところ、その倒木を確認していた友人が本種を見つけた。非常に綺麗な状態で、見つけてくれた友人に感謝。

ハナビラニカワタケ

 珍しくもなんともないが、朝まで降っていた雨のおかげで水分を含み綺麗な状態だったので撮影。

不明

 コンクリートの林道へ出ると道路脇にたくさん発生していた。傘径は15mmほどの小型キノコ。種名は全くわからない。

 

 傘裏の様子。

 キノコの発生量は少なくなったが、マイタケの発生が確認できたのは大きな収穫だ。また、綺麗なヒョウモンウラベニガサも撮影できてうれしい限り。

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