なんとか会社を休むことができたので、まだ今シーズン行っていない気になる山へと行くことにした。仲間を誘って2人で甲州市の山へ行って来た。
ハナビラニカワタケ
山は適度に湿っており、これは期待できると歩き出したが、キノコがほとんどない。しばらく歩いたが、お目当てのコウタケはおろか雑キノコすらない状態。ようやく見つかったのが本種だが、ほぼ1年中見られる全く珍しくないキノコとあって撮影する気になれなかった。それでも状態はよく、このままでは撮影するものがないまま終わってしまう可能性もあったので撮影。
カノシタ
本種にしては柄が長かったのでローアングルで撮影できた。
ケロウジ
小さな個体だったが、傘裏の針がしっかりと撮影できた。
キヌメリガサ
甲州市のポイントはキノコがほとんどないためこの場所を諦め、外れの少ない富士山へ行ってみることにした。富士山は平日にもかかわらずキノコ採りの人が多く、入りたいポイントは車が何台も停まっていたが、それでもめげずに探索を開始。歩き始めてすぐ、綺麗な黄色の本種があった。
ネズミシメジ
あちらこちらで見られた。単発のものや状態のよくないものが多くなかなか写真を撮る気にならなかったが、この場所では3個並んでいたため撮影。
クロカワ
富士山での最初のポイントは人が多く入ったせいか、キノコが思っていたほど多くなかった。仕方ないので、少し歩いて穴場ポイントへ移動した。するとキノコが多くなり立派なクロカワも次々と現れた。
2個並んでいる大きな個体を発見。
不明
サクラタケかもしれないが、似たものが多いため同定できず。紫色が綺麗だった。
柄は中空で繊維質。
ハナイグチ
この穴場ポイントでは綺麗な状態のものが見つかった。
前日、もしくは午前中に雨が降ったおかげで、傘表面のぬめりが綺麗だった。
ヤマドリタケ
このポイントでたまに見つかる程度のキノコだったが、今回は多く発生しており嬉しい誤算。
傘が大きく綺麗な個体。
カキシメジ
向かって左側の個体は柄が曲がって変な形をしておりおもしろい。
ベニテングタケ
たまに見かけたが、傘表面のイボが消失しているものばかりだった。この個体はイボがしっかりと残っており、本種らしい姿を見せていた。
早めに移動した富士山で多くのキノコを見ることができたので、甲州市の山に見切りをつけた判断は正解だったといえる。
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