2025/10/25 山梨県甲州市

 ホンシメジの発生する山へと友人3人とともに行って来た。

ツチスギタケモドキ(仮称)

 2週間ほど前に訪れた際はハタケシメジと大きなマイタケがあっただけだった山。今年はこの場所の雨量が少ないこともあり、キノコの発生は期待できないと思いつつも、やはり行かなければ気が済まない。
 車を置いた場所に本種がたくさん発生していた。本種が発生すると秋のキノコもいよいよ終盤だ。

ハタケシメジ

 車を置いた場所に本種もいくつか発生していたが、前回来た時のような傘の開いた大きな株状のものはなかった。

コウタケ

 山を歩き始めると小さな不明種のキノコばかりで、被写体となるものがしばらく見つからなかった。昨年本種が大群生だった場所にたどり着くと、転がった本種を発見。数日前に誰かが来て先を越されたのかと友人とがっかりしていたが、それでも皆でしつこく探すと何個か見つかった。まずは小さな個体が並んでいたものを撮影。

 

 さらに斜面の上側を探していた友人がこの群生を発見。被写体としてはかなりよいものだ。
 昨年と比べると発生量は少なかったが、それでも本種の群生を見られたので嬉しい限り。

シャカシメジ

 かなりの老菌なので当初撮影する気はなかったが、この時期の発生記録として撮影。

シロマツタケモドキ

 珍しい部類のキノコのはずだが、毎年この場所に発生する。開くと傘が割れやすいキノコのため、割れていない個体を探して撮影したが、右の個体の傘が少し虫食い状態になっていて残念だ。

キアミアシイグチ

 やや老菌であまり綺麗ではないが、どちらかといえば夏キノコといえる本種がこの時期に発生していることに驚いた。

マイタケ

 お目当てのホンシメジがほとんど見つからず、来た道を戻っている途中で友人が発見。木の根元ではなく、傷んだ木から発生していた。

アイシメジ

 マイタケの近くで友人が発見。かなり黄色味が強い。

ベニテングタケ

 見つかったのはこの幼菌のみ。赤色のタイプ。

ヤマブシタケ

 暗い林を歩いていると古い倒木の先端に白い塊が見えた。近づくとサンゴハリタケに見えるキノコだったが、この倒木の横を見るとこの個体が発生しており、本種であることがわかった。以前は栽培ものが小売店で売られていたこともあり希少種のイメージはないが、自然界ではなかなか見る機会がなく嬉しい発見。

ヒメコンイロイッポンシメジ?

 友人が発見した。どれを本種とするのか、情報も錯綜しており自分には同定できないため「?」とした。

ナラタケ

 立ち枯れに発生。この付近の立ち枯れや倒木にたくさん発生しており、ナラタケ最盛期といえる。

ムラサキシメジ

 毎年本種が発生するポイント。今年も群生していた。白っぽいものが多かったが、紫色が残っている状態のよいものを見つけて撮影。

 ホンシメジは少なかったが、コウタケの群生やヤマブシタケに出会えたので、この山へ来たかいがあった。今年の山梨県への遠征はこれが最後になるかもしれない。

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